2011年3月11日午後2時46分に起きた 東日本大震災 あれから一カ月以上経ち ちっくらずつ前の暮らしに戻ってきたべさ。

じゃかは、もうすぐ高校三年生になると言うことを ひしひしと感じて 塾に通うことを一大決心し塾のお試しに行ってたんだべさよ。

クラスメートのほとんどは、幼稚園の頃から塾通いしてるけど 幼稚園時代からのじゃかは、音楽教室とプールに行くだけで 中三の時にちっくらだけ塾に行ったきりだったんだべさ。

あの時 携帯の緊急地震速報を知らせる音が鳴って 塾の講師から 外に出て避難するからついて来るように言われたべさ。

行ったのは・・・

塾の近くの公園 ここの左側手前の木の側で激しく揺れる中、友達と立っていたべさ。

地面が揺れるその揺れ方は 今まで経験したことのない何通りもある揺れ方で驚いたべさ。

少し経ってから 講師の方々が荷物を持ってきてくれて校舎が壊れてるからこのままここで解散と言われ じゃかは、友達と家に帰ることにしたべさ。

大通りに出たら信号は消えていてバスも走ってない 携帯も通じない そこでやっとこの地震はただごとでなかったんだとわかりだしたべさよ。

バスがなければ歩くしかないから友達と家に向かって話しながら歩いたべさ。

頭の中で17歳 ぐりりん村に住んで10年近いじゃかは 家に着けば 家族が待ってる だけど18歳で宮城県沖地震に遭ったあの時のうーは、住みなれない場所でどんな思いだったんだべ?と思ったべさ。うーから何回も言われてた 地震があったら建物の近くに寄らない ガラスの破片とか落ちてる時もあるから注意して歩く その言葉が何回も何回も頭の中でぐるぐるしながら家に帰ったら 暗闇の中 うーがじゃかを抱きしめてくれたべさ。

あれから一月 バスが交通手段だったじゃかは、毎日5キロの道のりを自転車で塾に通ってるべさ。